2017年5月
布施行(釈正輪メルマガ5月30日号)
最近麦畑を見る機会がめっきり減りました。今の季節、麦が熟して麦畑一面が黄金色に輝く頃で、麦畑を初夏の風が爽やかに吹き抜けて行きます。いまでは「麦秋」の光景を目にする機会も減ってしまいました。 麦秋は夏の季語ですが、言葉の …
三業(釈正輪メルマガ5月23日号)
日曜日に最終日を迎えた祭り好きで賑わう浅草の三社祭は、東京浅草の浅草神社の例大祭です。推古天皇の頃、宮戸川(隅田川)で浅草寺本尊の観音像を引き上げ祀った士師中知(まじのまつち)と、そのご本尊を川からすくい上げた三人の漁師 …
親鸞の思想と夏目漱石(釈正輪メルマガ5月16日号)
竹笋生(たけのこしょうず)の候。 上記の言葉は七十二候の一つで、二十四節気の立夏の末候にあたり、凡そ五月十六日から二十日ごろに相当するといわれています。季節は初夏で、筍が生えて来る様子を意味します。 春から初夏にかけて、 …
私が微笑むと、微笑みが返ります。(釈正輪メルマガ5月2日号)
青々とした緑に爽やかな風、気持ちいい五月晴れの季節になりましたが暦では立夏です。初夏らしい夏の始まりです。 桜が終るころともなると、山々には紫色の藤の花が咲き初めます。四月の終わりから五月の初めにかけて花開き出す藤は、万 …