2016年9月
精進(釈正輪メルマガ9月27日号)
秋分も半になり、次候では「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」頃といわれ、虫たちが土の中へもぐり、そろそろ巣ごもりの仕度をはじめるという意味です。確かに最近めっきり虫を見なくなりました。 少し前までは、我が家の玄関先 …
憎しみを超える術(釈正輪メルマガ9月20日号)
秋分の候。暦の上にでは秋の真ん中。春分と同じく、太陽が真東から出て真西に沈み、昼と夜の長さが等しくなります。これからしだいに日脚が短くなり、秋が深まっていきます。秋の夜長に冴える「中秋の名月」は白露(九月八日頃)から寒 …
非僧非俗(釈正輪メルマガ9月13日号)
鶺鴒鳴の候。 日中は残暑がきびしいものの、朝夕はめっきり肌寒くなりました。夜間に大気が冷え込み、草花に降りた朝露が、白く見えるようになります。昔の人はそれを「白露」といいました。 またこの頃になると、セキレイが、「 …
五逆罪(釈正輪メルマガ9月6日号)
禾乃登(こくものみの)の候。 禾とは、稲などの穂先に生えている毛のことですが、稲や麦、稗、粟などの穀物の総称でもあります。のぎとは、のげとも呼ばれ、「禾」の字は、もともと穂をたらした稲の姿を描いた象形文字だったそうで …